神奈川県 藤本 良一様からトカラ列島での観測の様子をレポートいただきました。本当に残念でした。しかし、この「見えなかった」という記録も、未来のために有意義な観測記録になると思います。それぞれの人の最善の努力に、意味のない事など何一つないと感じます。後世、もっと天気の解析技術が進めば、日食で晴れる位置を高精度で予測が可能になることもありえるでしょう。そのための貴重な研究資料にもなるかもしれません。たくさんの人の努力が、今日の世界を支えています。投稿に心から感謝いたします。
遊馬さん、お久しぶりです。
富士山アストロの藤本です。
トカラ列島の諏訪之瀬島に行ってきました。
諏訪之瀬島は暴風雨でした。その状態(10時15分)を送ります。
写っている方の承認を得ていないので顔にモザイクをかけています。皆既時間は、この写真より更にひどい状況でした。
皆既中は夜のようになり、真っ暗なので撮影していません。
奇跡を祈りセッティングした機材が風で倒された人もいました。
尚、左上の黒いアーチ状のものはテントです。
かぐやの観測で悪石島より皆既時間が長くなり、国内陸地で最長時間となることが、予測されていた地でしたが、残念な結果となりました。
夜も常に晴れているということはありませんでしたが、晴れた時に見る天の川の濃さ、北極星の低さと南天星座の高さに感激しました。
今、館林の竜巻について報道されていますが、諏訪之瀬島の当時の状況も、ご覧のように厳しく、悪石島で避難命令が出たことを身にしみて感じます。
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